先生と準備室
これが辛かった。みんなより5回くらい

遅れて、追いつこうとしても追いつけなかった

そんな私を見て部長がすかさず

「藤井!早く動いて!遅れてるよ!」

と、私に指示を出す。

「はい…!」

私はもう無我夢中にラケットを持って

動いたりラケットを振ったりした。

もう自分で何をしているのかも

わからない。その時

「おい!藤井!抜けろ!」

大倉先生の声が聞こえる。

< 68 / 417 >

この作品をシェア

pagetop