先生と準備室


本当は真美に言われた事が悔しくて

たまらなかった。役立たずって言われて悲しく

なった。私はスカートをギュッと握る。

「先生…私本当に頼られてるのかな。
役に立ってるかな…」

声が震え目に涙が溜まり先生の顔が

ボヤける。

「藤井…」

「確かにみんなから良く頼まれるよ?
だけど…私は断りたくても断れない。
断らない私を使ってるだけじゃないのかなって
お人好しなのかなってたまに思うの…」
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