先生と準備室
しばらくすると、

「藤井?大丈夫か!?足、冷やすからな」

冷水が入ったバケツと氷嚢、うちわ

を持って先生はひどく心配してる顔で私に

駆け寄る。

「中川先生呼んだんだけど今日学校休み
だからいなかった。俺が楽にしてやるから。」

そう言いながら私の足から靴下を

ゆっくり脱がせ、バケツに入れる。

「っ…ハァ…冷たい…」

それは、足が凍るぐらいに冷たかった。

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