インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
電車の中で一緒にゲームをして、帰り道の途中にあるコンビニに立ち寄り、私はアイスクリーム、尚史はビールを買った。
飲み足りないので私の部屋でゲームをしながら飲むつもりらしい。
二人そろって私の家のリビングに入ると、うちの母と尚史のお母さんがお茶を飲みながら高そうなケーキを食べていた。
私と尚史の帰りが遅くなる日にはよくあることだ。
「おかえり。尚史くんも一緒だったのね」
「飲み会で偶然一緒になったの。カレー食べていい?」
「あら、食べて来たんじゃなかったの?」
「あんまり食べられなかったから」
手を洗って食器棚からお皿を2枚取り出し、ご飯をよそってカレーをかけると、尚史がそれをダイニングのテーブルに運ぶ。
スプーンと水を用意して席に着き、私と尚史が向かい合って食事を始めると、母が私に薄い冊子を差し出した。
どうやらスーパーやファミレスなんかの出入り口によく置いてあるフリーペーパーのようだ。
「何これ?」
「今日買い物に行ったら置いてあったから。一応参考までにね」
「ふーん……?」
飲み足りないので私の部屋でゲームをしながら飲むつもりらしい。
二人そろって私の家のリビングに入ると、うちの母と尚史のお母さんがお茶を飲みながら高そうなケーキを食べていた。
私と尚史の帰りが遅くなる日にはよくあることだ。
「おかえり。尚史くんも一緒だったのね」
「飲み会で偶然一緒になったの。カレー食べていい?」
「あら、食べて来たんじゃなかったの?」
「あんまり食べられなかったから」
手を洗って食器棚からお皿を2枚取り出し、ご飯をよそってカレーをかけると、尚史がそれをダイニングのテーブルに運ぶ。
スプーンと水を用意して席に着き、私と尚史が向かい合って食事を始めると、母が私に薄い冊子を差し出した。
どうやらスーパーやファミレスなんかの出入り口によく置いてあるフリーペーパーのようだ。
「何これ?」
「今日買い物に行ったら置いてあったから。一応参考までにね」
「ふーん……?」