インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「いやいやいやいや……尚史は幼馴染みだよ?家族同然なんだよ?それはないでしょ……」
「幼馴染みだって、恋愛とか結婚する人なんかいくらでもいるけど?」
みっちゃんのさらなる追い討ちで、頭がクラクラし始めた。
もうダメだ……なんにも考えられない……。
「とりあえず、モモちゃんは自分の気持ちをちゃんと整理して、尚史さんと今後どうしたいのかよく考えた方がいいと思うよ」
「その前に、谷口さんと付き合ってるのか、尚史さんにハッキリ聞いた方がいいと思います」
「そういうことね。一人で悩んでも何も解決しないだろうから、二人でよく話し合ってみたら?それより早く食べないと昼休み終わっちゃうよ!急ごう」
3人は言いたいことを言うとスッキリしたようで、清々しい顔をしてランチの残りを掻き込み始める。
結局私はリゾットを半分も食べられないまま昼食を終えて、放心状態でオフィスに戻った。
午後になるとさらに胃痛はひどくなり、おまけにみっちゃんたちに言われたことがあまりにも衝撃的で、頭がうまく働かなかった。
そんな状態でまともな仕事ができるわけもなく、ひどい顔色をして胃を抱えながら唸っている私の様子を見かねた上司から「体調が悪いようだし、今日はもう早退しなさい」と言われ、2時過ぎに会社を出た。
「幼馴染みだって、恋愛とか結婚する人なんかいくらでもいるけど?」
みっちゃんのさらなる追い討ちで、頭がクラクラし始めた。
もうダメだ……なんにも考えられない……。
「とりあえず、モモちゃんは自分の気持ちをちゃんと整理して、尚史さんと今後どうしたいのかよく考えた方がいいと思うよ」
「その前に、谷口さんと付き合ってるのか、尚史さんにハッキリ聞いた方がいいと思います」
「そういうことね。一人で悩んでも何も解決しないだろうから、二人でよく話し合ってみたら?それより早く食べないと昼休み終わっちゃうよ!急ごう」
3人は言いたいことを言うとスッキリしたようで、清々しい顔をしてランチの残りを掻き込み始める。
結局私はリゾットを半分も食べられないまま昼食を終えて、放心状態でオフィスに戻った。
午後になるとさらに胃痛はひどくなり、おまけにみっちゃんたちに言われたことがあまりにも衝撃的で、頭がうまく働かなかった。
そんな状態でまともな仕事ができるわけもなく、ひどい顔色をして胃を抱えながら唸っている私の様子を見かねた上司から「体調が悪いようだし、今日はもう早退しなさい」と言われ、2時過ぎに会社を出た。