インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
昼休みは『アンバー』で昼食を取りながら、予想通りみっちゃんたちからの質問攻めにあった。
尚史に言われたことを事細かにすべて話すのはやっぱり恥ずかしいので、尚史が谷口さんと付き合っていると言うのは私の勘違いだったことや、日曜日に私の知らぬ間に尚史が婚姻届を提出していたこと、尚史から好きだと言われたことなどをざっくりと話した。
「それでモモは、尚史さんのことが好きなの?」
みっちゃんから単刀直入に尋ねられ、私は大きく首をかしげて考える。
「それ、そんなに考えないと答えられないこと?」
「……たぶん……」
「えっ、なにその曖昧な感じ」
「なんていうか……ずっと一緒にいたせいなのかなぁ、『好き好き大好きー♡』って感じではないなって。でもやっぱり一緒にいると一番しっくりくるし、気楽だし落ち着くし、それに触られても気持ち悪くないしイヤじゃないから、こういうのも悪くないなぁって」
私がそう答えると、アキちゃんはププッと小さく笑った。
「モモさんらしいっていうか……なんか熟年夫婦みたいだけど、一緒にいて疲れない相手っていいですよね」
尚史に言われたことを事細かにすべて話すのはやっぱり恥ずかしいので、尚史が谷口さんと付き合っていると言うのは私の勘違いだったことや、日曜日に私の知らぬ間に尚史が婚姻届を提出していたこと、尚史から好きだと言われたことなどをざっくりと話した。
「それでモモは、尚史さんのことが好きなの?」
みっちゃんから単刀直入に尋ねられ、私は大きく首をかしげて考える。
「それ、そんなに考えないと答えられないこと?」
「……たぶん……」
「えっ、なにその曖昧な感じ」
「なんていうか……ずっと一緒にいたせいなのかなぁ、『好き好き大好きー♡』って感じではないなって。でもやっぱり一緒にいると一番しっくりくるし、気楽だし落ち着くし、それに触られても気持ち悪くないしイヤじゃないから、こういうのも悪くないなぁって」
私がそう答えると、アキちゃんはププッと小さく笑った。
「モモさんらしいっていうか……なんか熟年夫婦みたいだけど、一緒にいて疲れない相手っていいですよね」