インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
バラ色ごきげんサタデー~ニヤニヤが止まらない~
土曜日の朝、枕元に置いたスマホのアラームを止めるために寝返りを打とうとしたけれど身動きが取れず、なぜだろうと思いながら重いまぶたを開くと、目の前には尚史の寝顔があった。
「ふおっ?!」
驚いた私は奇妙な叫び声をあげて体をのけ反らせる。
心臓止まるかと思った……!
そうだった……ゆうべは尚史が私の部屋に泊まって、一緒に寝たんだ。
とは言え同じベッドで一緒に寝ただけで、親に話すのが恥ずかしいようなことは特に何もなかった。
……いや、尚史とキスをして抱きしめ合って寝たと言うだけでも、じゅうぶん過ぎるくらい恥ずかしいし、もちろんそんなことまで親には言わないけれど。
尚史は私を抱きしめたまま、まだぐっすり眠っている。
しかしなんとも幸せそうな寝顔だ。
寝顔なんてあまりじっくり見たことはなかったけれど、尚史の顔は眠っていても散らかることなくキレイに整っていて、だけどいつもより少し幼く見えて、天使のように愛らしかった子どもの頃の面影が残っている。
尊い……永遠に眺めてられるわ、これ。
こっそり写メっちゃおうか。
「ふおっ?!」
驚いた私は奇妙な叫び声をあげて体をのけ反らせる。
心臓止まるかと思った……!
そうだった……ゆうべは尚史が私の部屋に泊まって、一緒に寝たんだ。
とは言え同じベッドで一緒に寝ただけで、親に話すのが恥ずかしいようなことは特に何もなかった。
……いや、尚史とキスをして抱きしめ合って寝たと言うだけでも、じゅうぶん過ぎるくらい恥ずかしいし、もちろんそんなことまで親には言わないけれど。
尚史は私を抱きしめたまま、まだぐっすり眠っている。
しかしなんとも幸せそうな寝顔だ。
寝顔なんてあまりじっくり見たことはなかったけれど、尚史の顔は眠っていても散らかることなくキレイに整っていて、だけどいつもより少し幼く見えて、天使のように愛らしかった子どもの頃の面影が残っている。
尊い……永遠に眺めてられるわ、これ。
こっそり写メっちゃおうか。