インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「モモ……人が見てるから……」
「そりゃ最初は戸惑ったよ、急だったから。だけど今は私だって尚史が好きだし、早く一緒に暮らしたいって思ってる。尚史の両親とも家族になれて嬉しいし、尚史と結婚して良かったと思ってるよ!」
尚史の手を強く握って、大きな声で正直な気持ちを伝えると、尚史は少し赤くなった顔に笑みを浮かべた。
「……ありがとう。すげぇ嬉しい……けど、これはさすがに恥ずかしいかな……」
「それは相手が私だから?」
私がさっきの尚史と同じように尋ねると、尚史はあわてて首を横に振る。
「んなわけないじゃん!俺はモモのことを恥ずかしいなんて思ったことないよ!ただジロジロ見られてるのが恥ずかしいなと……」
「それは私も同じ。手を繋いでるところを近所のオバチャンたちに見られて、冷やかされたら恥ずかしいなって思っただけ。尚史と一緒にいるのが恥ずかしいなんて、一度も思ったことないよ」
「なんだ……そっか。ごめん、勝手に勘違いして落ち込んで……」
尚史は申し訳なさそうな顔をして、少し照れくさそうに笑った。
その顔を見た途端、私はまたハートをズキュンと撃ち抜かれ、今すぐ尚史を思いきり抱きしめたい衝動に駆られた。
「そりゃ最初は戸惑ったよ、急だったから。だけど今は私だって尚史が好きだし、早く一緒に暮らしたいって思ってる。尚史の両親とも家族になれて嬉しいし、尚史と結婚して良かったと思ってるよ!」
尚史の手を強く握って、大きな声で正直な気持ちを伝えると、尚史は少し赤くなった顔に笑みを浮かべた。
「……ありがとう。すげぇ嬉しい……けど、これはさすがに恥ずかしいかな……」
「それは相手が私だから?」
私がさっきの尚史と同じように尋ねると、尚史はあわてて首を横に振る。
「んなわけないじゃん!俺はモモのことを恥ずかしいなんて思ったことないよ!ただジロジロ見られてるのが恥ずかしいなと……」
「それは私も同じ。手を繋いでるところを近所のオバチャンたちに見られて、冷やかされたら恥ずかしいなって思っただけ。尚史と一緒にいるのが恥ずかしいなんて、一度も思ったことないよ」
「なんだ……そっか。ごめん、勝手に勘違いして落ち込んで……」
尚史は申し訳なさそうな顔をして、少し照れくさそうに笑った。
その顔を見た途端、私はまたハートをズキュンと撃ち抜かれ、今すぐ尚史を思いきり抱きしめたい衝動に駆られた。