インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
他に誰もいないことだし、どうしても早く結婚したい理由を話して、八坂さんのことを恋愛経験の豊富なキヨに相談してみることにした。
私が光子おばあちゃんのためにすぐにでも結婚したいと考えていると話すと、キヨはかなり驚いたようだけど、何度もうなずきながら話を聞いてくれた。
「キヨ、合コン行ったことあるよね?」
「そりゃもちろんあるけど……」
結婚の次は合コンという私には縁遠いはずの言葉が私の口から出てきたことに、キヨはさらに驚いているようだ。
「ついこの間、後輩に頼み込まれて人数合わせで合コンに参加してね、そこで知り合った人と今日のお昼に一緒にランチしたら、来週の土曜日にデートしようって誘われたんだけど……」
「マジか……!モモっちも隅に置けねぇな!しかしいくら頼まれたとは言え、男嫌いのモモっちが合コンに行っただけでもビックリなのに、ランチまでするとは……」
「別に嫌いってわけじゃないよ、ただ苦手なだけ。それでね……今日はランチしたあとの別れ際に、耳元でこう……デートの日までにまたランチしようって囁かれたと言うか……」
私が耳に軽く手を当てながらそう言うと、キヨはニヤニヤし始めた。
これ……絶対面白がられてるな……。
私が光子おばあちゃんのためにすぐにでも結婚したいと考えていると話すと、キヨはかなり驚いたようだけど、何度もうなずきながら話を聞いてくれた。
「キヨ、合コン行ったことあるよね?」
「そりゃもちろんあるけど……」
結婚の次は合コンという私には縁遠いはずの言葉が私の口から出てきたことに、キヨはさらに驚いているようだ。
「ついこの間、後輩に頼み込まれて人数合わせで合コンに参加してね、そこで知り合った人と今日のお昼に一緒にランチしたら、来週の土曜日にデートしようって誘われたんだけど……」
「マジか……!モモっちも隅に置けねぇな!しかしいくら頼まれたとは言え、男嫌いのモモっちが合コンに行っただけでもビックリなのに、ランチまでするとは……」
「別に嫌いってわけじゃないよ、ただ苦手なだけ。それでね……今日はランチしたあとの別れ際に、耳元でこう……デートの日までにまたランチしようって囁かれたと言うか……」
私が耳に軽く手を当てながらそう言うと、キヨはニヤニヤし始めた。
これ……絶対面白がられてるな……。