インスタント マリッジ~取り急ぎ結婚ということで~
「……は?何を?」
「男にだよ。相手が尚史なら拒絶反応は起きないんだろ?」
尚史とは小さな頃から家族同然で、いつも一緒にゲームしたり食事したりしているんだから、慣らすも何も今まで通りだと思う。
「あのね、尚史とは小さい頃から一緒にいるから、二人で遊ぶのもごはん食べるのも平気なんだよ?そんなのいまさらでしょ?」
「それはそうだけど、二人で手ぇ繋いで出掛けたり、一緒にいてもお互いの体に触ったりはしないだろ?」
いくら長く一緒にいると言っても、意味もなくお互いの体に触ったりするはずがないじゃないか。
たまに急いでいるときなんかに腕や手首を掴んで無理やり引っ張ることはあっても、それは手を繋いでいるとは言えないし、ダメ元で挑んだボスをなんとかクリアできたときにはテンションが上がってハイタッチもするけれど、そこには色気もへったくれもない。
だいたいどうして私と尚史がそんなことをせねばならんのだ。
「そんなのするわけないじゃん、恋人同士でもあるまいし」
「だからそれを尚史としてみたら、モモっちも少しは男に慣れるんじゃないかって話だ」
いきなり何を言い出すんだ、この男は?
頭のネジでも緩んでるのか?
「男にだよ。相手が尚史なら拒絶反応は起きないんだろ?」
尚史とは小さな頃から家族同然で、いつも一緒にゲームしたり食事したりしているんだから、慣らすも何も今まで通りだと思う。
「あのね、尚史とは小さい頃から一緒にいるから、二人で遊ぶのもごはん食べるのも平気なんだよ?そんなのいまさらでしょ?」
「それはそうだけど、二人で手ぇ繋いで出掛けたり、一緒にいてもお互いの体に触ったりはしないだろ?」
いくら長く一緒にいると言っても、意味もなくお互いの体に触ったりするはずがないじゃないか。
たまに急いでいるときなんかに腕や手首を掴んで無理やり引っ張ることはあっても、それは手を繋いでいるとは言えないし、ダメ元で挑んだボスをなんとかクリアできたときにはテンションが上がってハイタッチもするけれど、そこには色気もへったくれもない。
だいたいどうして私と尚史がそんなことをせねばならんのだ。
「そんなのするわけないじゃん、恋人同士でもあるまいし」
「だからそれを尚史としてみたら、モモっちも少しは男に慣れるんじゃないかって話だ」
いきなり何を言い出すんだ、この男は?
頭のネジでも緩んでるのか?