どうしても、キミに言えなくて。
振られた日


あれから、私は学校を休みがちになった。
失恋っていうのもあるけど、頭が痛いし、喉も痛い。
泣き過ぎ、叫び過ぎたかな?

「華、大丈夫?」

「うん…」

1週間も行ってないや…

「華、何かあったの?」

ドキッ

「ううん、何も、ないよ。大丈夫だよ!」

「そう?何かあったら言ってね」

「うん…ありがと、お母さん」

トントントン勝手に…美崎君は私のこと好きなんだって、勘違いしてたんだよね?バカみたい…私…

ポロポロ

もう…死にたい!

「…い。お願いします」

お母さんの声!電話中か…。誰とだろう?
あれ、眠くなってきた…。

「お母さん、おはよう」

「華、おはよう。今日は学校行くの?」

「…」

ずっと休んでちゃダメだよね…。

「ううん、行くよ。」

「そう…。もう少しでお迎えが来ると思うから、待ってて」

「?お迎え?」

ピンポーン

「来た来た!はーい!」

ガチャ

「おはようございます」

「おはよう。よろしくね」

「何でいるの!?」

「今日から、送り迎えをしてもらうのよ」

「えっ、何で?」

「心配だからって。昨日、電話で頼まれた。」

昨日の電話って、美崎君だったんだ…。って、今はそんなことより、

「私、一人で行けるから!」

「ダメよ!危ないから」

「でも…っ!」

トンッ

「行ってらっしゃっい!ニコッ」

うっ!もしかして…私の好きな人って知ってんの?

「…行ってきます…」

「行ってらっしゃっい!」

「…?では、行ってきます。行こう!」

「う、うん」

チラッ

「!ニコッ」

「!?」

やっぱり知ってるんだ!
今日、休めばよかった…。

「よかった、着てくれて」

「えっ?」

「避けられてたみたいだから…」

ドキッ

「ごめんなさい…」

「…あやまってくれたから許す!」

ホッ

「ありがとございます!」

「だから、」

「?」

「敬語はなしね!」

「はい!…じゃなくて、うん…?」

「よろしい!」

パァァ

いつも通りに話せて、よかった!

「今日、どっか寄る?」

「…どこでもいいよ!」

「寄っていいんだ!」

「別に寄らないなら寄らないけど?」

「ううん!寄る!」

「フハッ!うん、寄ろうか!」

「…っ!/////」

「!どうかした?顔、真っ赤だよ?」

「俺の方見て、はじめて笑ったから…///」

えっ…?私、笑ってたんだ///

「ごめん、もう笑わないよ!」

「えっ!?」

「えっ?」

「いや…嬉しいから、もっと笑ってほしい…」

ドキッ

「う、うん///」

どうしよう///好きが…もっと大きくなる/////
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