俺様?ときどき照れ屋くん♪
た…け…


あ♪


考え始めて数分後、やっとピンときた。


「たけちゃんっ!!」


あたしは繋いでいた手を離し、寺矢…たけちゃんの前に出た。


「…は!?////」


やっぱり駄目かな?


でも譲れない!


あたしの中ではもうたけちゃんだ!


「きゃ…却下だ!普通に健にしろ!」


「やだ!!好きに呼んでいいんでしょ…?」


「う…」


たけちゃんは目を反らして頭をかき始めた。


「健って呼んだら…信司たちと同じ呼び方になっちゃうもん…クリボーみたいに誰も呼んでないような呼び方したいの…」


呼び方なんて本当はどうでもいいことかもしれないけど…


あたしは呼びたいんだ…


特別な呼び方で…


「わ…わかったよ////」


あたしはその瞬間、たけちゃんの腕に飛び付いた。


「ありがと♪たけちゃん!」


「…おう…////」


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