俺様?ときどき照れ屋くん♪
たけちゃんが浮気…?


するわけないよね?


でも…。


疑いたくないのに疑ってしまう自分がいる。


たけちゃん…ごめんなさい…


ごめんなさい…



何分経ってもあたしの涙はまだ止まらなかった。


「クリボー!!」


…あ…


たけちゃん…


公園の出入口には息を切らしたたけちゃんがいた。


また走ってあたしのところに向かってくる。


探してくれたの…?


「なんで携帯繋がんねぇんだよ!」


「…え?」


あたしは思わずまぬけな声を出してしまった。


携帯?


ポケットにいれてある携帯をとって開いた。


「あ…」


充電がきれていた。


なんてベタな…。


「ごめんなさい…」


たけちゃんは何も言うことなく自分の携帯で誰かに電話をかけている。


何も言ってくれないの…?


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