俺様?ときどき照れ屋くん♪
その瞬間、開いていた窓から強い風が吹き、あたしの髪が乱れる。


窓を閉めてから髪を手ぐしでサッと直して…


あっ…!


あたしはあることに気づいた。


それはあたしにはとっても重要なことだった。


「寺矢くん…」


「あ?」


顔色ももう赤くはない…そう見える寺矢くんがあたしの声で立ち止まり振り返る。


確認…していいかな?


「寺矢くんはあたしのこと…好き?」


自分で聞いたのに顔が熱くなる。


でも確認しないとね、もやもやしちゃうんだ…。


言葉にしてくれなくてもいいから…。


「えぇ!?////」


教室の端と端でもなんとなくわかった。


寺矢くんの顔がまたほんのり赤くなったのが。


「あたし…寺矢くんの彼女…?」


もう1歩踏み込んだ質問。


寺矢くんは声を出さなかった。


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