未来の約束
「やっと、終わったか」


隣から聞こえてきた声にハッとし、言葉にもならない声が漏れる。


「い、いつから居たんですか?!」

「30分くらい前」


は?!

なら、来た時に声くらい掛けてよ!!

でも、話しかけられたくもないが・・・


「やっと、こっち見た」


桐島の瞳に捕まり、瞳が外せなくなる。


「お前。あの日から、避けてただろ。俺のこと」

「別に、避けてなんか・・・」


図星のことを口にされ、ハッキリと言い返せない。


「頼むから、避けんなよ。・・・お前に避けられると、堪える」


ねぇ、どうして?

どうして、そんな顔をするの?

物凄く傷ついたように見えるのは、あたしの気のせい?

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