未来の約束
彼は、あたしの理解者のような人。
好きとか、嫌いとか、それ以前の人。
「・・・会うよ」
「ほら、会うんじゃん。もう、辞めなよ。待つのも、会うのも」
だから、待ってないし。
でも、会うのは辞められない。
「いつかはね」
辞められるかわからないが、できることなら辞めたい。
だけど最低でも後半年、あたしは彼に会わなければイケない。
「先、上がる。お疲れ」
デスクから立ち上がり、事務所を出て行こうとする桐島に「お疲れ様でした」と、花音と見送る。
そんな桐島と、一瞬だけ目が合ったような気がした。
どこか不機嫌そうで、傷ついたような瞳をしていた桐島が気になる。
「そんなこと言ってると、婚期逃すよ」
婚期、ね。
仮に在ったとしても、結婚する気なんてないし。
好きとか、嫌いとか、それ以前の人。
「・・・会うよ」
「ほら、会うんじゃん。もう、辞めなよ。待つのも、会うのも」
だから、待ってないし。
でも、会うのは辞められない。
「いつかはね」
辞められるかわからないが、できることなら辞めたい。
だけど最低でも後半年、あたしは彼に会わなければイケない。
「先、上がる。お疲れ」
デスクから立ち上がり、事務所を出て行こうとする桐島に「お疲れ様でした」と、花音と見送る。
そんな桐島と、一瞬だけ目が合ったような気がした。
どこか不機嫌そうで、傷ついたような瞳をしていた桐島が気になる。
「そんなこと言ってると、婚期逃すよ」
婚期、ね。
仮に在ったとしても、結婚する気なんてないし。