未来の約束
「だから安心して、良い夢みろよ。美香みたいな平凡な夢じゃなく、誰もがアッと驚くような、バカみたいな夢を」
「あたし、子供じゃないだけど」
「俺からしたら、お前はいつまでも子供だ。それはそれは、手の掛かる問題児だ」
頭に手を伸ばすと、樋口は人の髪をグシャグシャにする。
「じゃあな」
最後にポンポンッと、優しく頭を撫でられる。
その温もりに、あたしは独りではない気がした。
・・・そっか。
あたしには、頼もしい戦友が居たんだもんね。
「戦友よ。くれぐれも、あたしより先に死ぬなよ」
「あぁ。お前のことを救ってから死ぬよ」
だから、先に死ぬなって・・・
そして、あたしは樋口と別れた。
「あたし、子供じゃないだけど」
「俺からしたら、お前はいつまでも子供だ。それはそれは、手の掛かる問題児だ」
頭に手を伸ばすと、樋口は人の髪をグシャグシャにする。
「じゃあな」
最後にポンポンッと、優しく頭を撫でられる。
その温もりに、あたしは独りではない気がした。
・・・そっか。
あたしには、頼もしい戦友が居たんだもんね。
「戦友よ。くれぐれも、あたしより先に死ぬなよ」
「あぁ。お前のことを救ってから死ぬよ」
だから、先に死ぬなって・・・
そして、あたしは樋口と別れた。