未来の約束
「つか、腹減った。適当に座って良いか?」

「あ、あぁ」


呆気に取られている宇野を放置し、桐島が席に着く。

なので、あたしも桐島と同じ席に腰を下ろした。


「何にする?」


桐島からメニューを受け取り、目を通す。

でも、どれも美味しそうで悩んでしまう。


「何が美味しいんですか?」


あたしの言葉に、桐島も先程の宇野と同じ顔をする。


「あの・・・」

「あ、・・・オムライス。旨いじゃね?」

「じゃ、それで」


桐島は宇野を呼ぶと、注文をしてくれた。


「よく仕事片付きましたね」

「持ち帰って来た」


は?


「それ、本気で言ってます?」

「あぁ」


仕事を持ち帰るくらいなら、片付けてからくればいいのに・・・

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