未来の約束
互いに信用し、同じ温度差で愛し合っているからこそ、一緒にいる未来さえも疑わない。

そんな関係性を築けている花音たちは、凄いと思う。


「何、結婚したいの?」

「そりゃ、いつかは」

「焦ってるわけでもないのに、なんで花音は変化求めてんの?」


あたしの言葉に、花音は考え込む。


「敦のことは信じてるし、敦としか結婚は考えられない」

「何、惚気?」

「違うよ。こないだ、怪我してさぁ」


怪我?


「大丈夫なの?」

「怪我事態は大したことなかったから、大丈夫。取引先と飲んでて、酔った相手を助けて軽く頭打って、救急に行ったの」


それは、高橋も災難なことで・・・

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