BAR
ガヤガヤガヤッ
千紘「お〜い!阿澄!!」
うわ、今日も今日とて騒がしい奴が来ましたね・・・!
真面目な時は静かなクセに普段は五月蝿いから困ります。
都築『ハァッ。五月蝿いので静かにして下さい。他の学生に御迷惑ですよ。』
と言ったのはあくまで建前だったのですが・・・私の分かる限りでは周りにいる人の殆どが私の言葉に頷いて閉まっていますね・・・?
この大学には、人の言葉の意味を捕えられていない馬鹿ばかりで困る。
千紘「うっ。ゴメンナサイ」
都築『あ、土下座をする必要はありませんよ?ボソ邪魔なだけですので・・・。』
千紘「はい!」
ハァッ、まぁ、説教はこの位にして・・・
都築『で?何か私に用があったんじゃないんですか?』
千紘「・・・!あぁ、こんな所でする話じゃないんだが本当に三足の草鞋でやって行くつもりか?」
都築『!!本当にここでする話ではありませんよね・・・!』
千紘「ハハッ、すまんすまん!で?どうなんだ?」
都築『えぇ、そのつもりですよ。でなければあの会社を継ぐ人が居ませんし元々あの人の所には子供は私一人ですからね。』
千紘「・・・ハァッ 何か困ったことがあったら言えよ!」
都築『ふふ、ありがとうございます。その時はよろしくお願いしますね?』
千紘「あぁ」
都築『そろそろ予鈴がなるので教室に入りましょうか。』
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