世界No.1の総長と一輪の花
15分くらいして、人気のない公園の駐車場で下ろされた。そこからまた手を引かれて、連れてこられたのは路地裏。
壁に押し付けられると制服のリボンをとられて、ブラウスのボタンが上からプチプチとはずされていく。
体が熱い。頭がぼーっとして、立っているのも辛いくらい…
パサリとブラウスが地面に落ちて、あっという間にキャミソール姿になった。
キャミソールを上に捲られると、お腹に巻いてある包帯をそっと触られる。
「…これ、どうしたの?」
触れられたところがズキリと痛んで、塞がっていない傷からまた血が出そうだ…
せっかく巻いた包帯をとられて、傷が露わになる。
「これ、誰にやられたの?」
私が何も答えないと、男は腹部の傷に顔を近づけてペロリと舐めた。
「やっ…」
傷口が痛い。そんなことをされたら余計治りが遅くなりそう…
痛いのに体が動かない……抵抗できない…
傷口を舐められたあと、次は胸元に顔を埋められてキス。ちゅっとリップ音が聞こえて鳥肌が立った。
…気持ち悪い……
「…あー、女子高生の肌最高」
私の背中に手を回して、ブラジャーのホックをはずされた。ブラジャーを剥ぎ取られると、露になった胸をまじまじと見つめる男。
そして、次に私の顔を見つめるとじっと唇を見た。
…キス………したいのかな……
私はもうどうなってもよかった。だからそっと目を閉じたんだ。