世界No.1の総長と一輪の花
……何となくやることがわかったかも。
中学生3人並んで座っている椅子を雷龍みんなで囲んでいく。
「せーの!!!!!!」
貴詞さんの合図で一斉にみんなクラッカーの糸を引く。周囲から紙ふぶきや紙テープが3人めがけて飛び出して、倉庫内が一瞬にして煙たくなった。
「ようこそ!!雷龍へ!!」
「ようこそ~」
「いらっしゃーい」
みんなはそういった後、なぜか特攻服に身を包む。鼻眼鏡もつけたままだし、しかも着ぐるみの上から……
「こっちは準備万端だぜ~」
特攻服に身を包んだ倫也が詩優に声をかける。
「さんきゅ」
「…総長……どうぞ……」
オレンジ髪の赤名くんが詩優に特攻服を渡す。
「秀一、ありがとな」
わしゃわしゃと赤名くんの頭を撫でる詩優。
っていうか……これから喧嘩しに行くの!?特攻服着て……………