世界No.1の総長と一輪の花
次の日の放課後、俺と壮、誠でコンビニにいたら…なんとあいつと会った。
怪我の理由を聞かれて、答えそうになった誠に「言えば縁を切る」なんて脅しをしてしまった…
怪我の理由なんて知られても別にいいのに。
それから何日か後の放課後、俺たち3人は鳳凰に襲撃された。
今までで1番、強ぇやつと会った……気がした。金髪野郎1人で3人を相手にして、俺たちは瞬殺。
鋭い目付きで睨まれた時に、恐怖さえ感じてしまったほど……
「……夜瀬詩優に関わるからこうなったんだ」
俺らを散々殴ったあとはそう小さくつぶやいて、それから古びた倉庫に入れられた。
……やっぱり暴走族に関わるとろくなことねぇ…
暴走族なんて、やっぱり暴力を奮うだけの集団。初めからわかっていたのに……
雷龍に入ってもいない俺を何で……
何で
あいつは俺を庇った?