世界No.1の総長と一輪の花
「…た、ただいま……」
小さい声で言ってこっそり家の中に入る。
「どこに行ってた?」
お父さんの声……
「………………友達…の家……」
冷や汗が伝う…怖くて目を合わせることができない…
「来なさい」
腕を引っ張られ、リビングに連れてこられると
思いっきり殴られた。
何度も、何度も………
腹部も蹴られて激しい痛みが私を襲う。
お父さんが私を殴る時、笑っていた。嬉しそうに殴って、楽しそうに蹴る。
…こんな狂った人間が世の中にはいるんだ
顔も体も傷だらけ。
……こんな姿じゃしばらく学校行けないや…
詩優の家での楽しかったことが夢みたいだよ…