世界No.1の総長と一輪の花
そう思った時には唇が離されてしまった…
私を抱きしめていた腕も解かれて、ぐいっと腕を掴まれた。
…?
詩優の部屋の中に誘導されて…肩をトンっと押された。瞬間、バランスを崩して私は倒れ込んだ…
ふかふかのベッドの上に…
「…嫌だったら殴って逃げて」
そう言いながら私に覆いかぶさってくる詩優。どんどんどんどん顔が近づいてきて、また唇にキス。
「んっ…」
角度を変えて何回も。
好きな人に触れられるのは嫌じゃない。むしろもっと触れて欲しい。私に、もっともっと…
キス以上だってしてほしい…
詩優が足りないんだ……
「……抱いていい?」
"嫌だったら殴って逃げて"と言ったくせにちゃんと聞いてくるところ、そこも大好き。
「…いいよ。私も詩優に触れたい……詩優が欲しいの…」
そう返すとすぐに詩優によって衣服が床に散らばって…
肌と肌が触れ合った。
好きな人とした2度目の夜、朝日が昇るまで2人で話していた。そのせいで次の日の学校は遅刻だった…