世界No.1の総長と一輪の花
京子と明日葉と大きなショッピングモールへとやって来た。ここは以前来たことがあるところ。
「これなんていいんじゃない?もちろん付けるのは花莉よ」
京子が私に見せたのはピンクのフリルがたくさんついた下着。
「!?」
それじゃ、自分のプレゼントになる…
それにこんなフリフリの私に似合わない……
付ける勇気もないし…
アクセサリーショップでは、
「見て見て!!これは!?」
明日葉が持ってきたのはドクロのリング。
「それ!いいかも!!」
私がそう答えると、
「やっぱり!?」
と明日葉がにこにこ笑顔で言う。
「ちょっと。お馬鹿2人、それ本当に詩優に似合うと思ってるの?まだ花莉の可愛い下着の方が喜ぶと思うけど」
京子がさっきのランジェリーショップを指さす。
…そっちの方がダメだと思うんだけど……
「じゃあこれにする」
私が手に取ったのはペアリング。
けれどそれも
「それは詩優が買ってくれるからダメ」
と京子に言われて阻止された。