世界No.1の総長と一輪の花
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「「「「「「「「「「「「「「「「お誕生日おめでとうございます!!!!!」」」」」」」」」」」」」」」」
倉庫には雷龍のみんなの声が響き渡って、一斉にクラッカーを鳴らす。
雷龍の倉庫は綺麗に飾り付けしてあり、奏太くんと壮くん、誠くんの歓迎会の時みたいに仮装している人がたくさんいる。
カラフルなアフロにしている人もいれば、夏用の着ぐるみパジャマを着ている人、鼻メガネをつけている人まで。
「ありがとな、お前ら
…………あと、やっぱり今年もやるみてぇだな」
詩優はそう言ってから口角を上げる。
"今年もやる"というのはパイ投げのことだろう……
両手にパイを持った竜二さんと倫也が詩優へと迫っているから。
バシャッ!!
丸いものが詩優めがけて飛んできて、それをひらりと避ける詩優。
その丸いものは水風船。当たったら濡れてしまう。
水風船を投げたのは奏太くんと壮くんだ。
「今年はお前らもかよ」
なんて言ってる詩優はやっぱり楽しそうだ。