世界No.1の総長と一輪の花
「まぁ、泰成は女好きやから浮気なんてしょっちゅうするんやけど…。夜瀬くんはそういう浮気とかはせぇへんやろ?」
「…でも、1回だけ浮気疑っちゃったことがあって…」
…浮気だと疑った相手は…詩優の姉である朱里さんだった……
「疑うくらいええやん。夜瀬くんは浮気してへんのやろ?」
「…はい」
「浮気疑ったり嫉妬したりとか全部、相手のことが好きだからするもんやろ?それだけ花莉ちゃんは夜瀬くんにはまってるってことや。
夜瀬くんも内心喜んでるんとちゃう?」
「…そ、そうだといいです」
部屋にある大きなベッドに座る真理亜さん。
ちょいちょいと手招きして、私を呼ぶ。
…おいでってこと?
私も真理亜さんの隣に座った。
ベッドの布団はふかふかで、とても柔らかい。
…っていうか、何でラブホテルで姫会やってるんだろうか……
「ラブホで女子会も最近はあるんやで」
私の内心を察してか、真理亜さんが答えてくれた。