世界No.1の総長と一輪の花
ボタンが全てはずされて、肩からブラウスをするりとおろされる……………その直前で
「…待って……」
やっと声が出た。それは小さな声だったけど…
ブラウスは半脱ぎ状態で、肩が出たところで詩優の手が止まる。
「ごめん。意地悪した」
詩優はそう言ってから乱れたブラウスをまた着せてくれた。はずされたボタンもきちんと上まで止めてくれる。
…意地悪?
「嫌なら嫌で断っていいから。言えなかったら殴って逃げて。
我慢すんな」
ぽんぽんと優しい手で私の頭を撫でてくれる。
「っ…違っ…!!す、するのが嫌とかじゃなくて…!!」
私が慌てて言った言葉に詩優は「へぇ?」と口角を上げる。
…大胆な言葉を口にしてしまった……
途端に顔が熱くなっていく。