世界No.1の総長と一輪の花
*
…またか。
下駄箱の中には大量のゴミが入っていた。
詩優と別れてから、毎日のように入っている。
ゴミは全部かき出してゴミ箱へと捨てるけど、そんな私の姿を見てクスクスと笑う女の子たち3人。
それを無視して私は教室へと入った。
京子も明日葉も、数日学校へ来ていない。もし、学校へ来ても雷龍の姫でなくなった私とは話してくれないかもしれないけど…
大丈夫。
私は…
一人でいることに慣れているはずだから。