W Love ダブルラブ~イケメン双子に翻弄されて~
違和感を覚え固まっていると、リビングのドアがカチャッと開いた。
振り返ると、腰にタオルを巻いただけのほぼ裸の梗月が立っていて、「あ…」と声を出す。
「きゃあ~~~っ梗月さん!!なんて格好してるんですか!?服着てください!服っ!」
慌ててしゃがみこみ後ろを向いて目を瞑る。
「あ、ごめん、静香くん」
「なに~?、朝からうるさいなあ」
同じ声が前から後ろから聞こえてくる。
恐る恐るソファーの方を見ると梗月がソファーから眠そうな顔を出している。
いや、梗月ではない。梗月は後ろで裸で立っている。
「君、誰?」
見据えられてドキッとした。
慌てて立って頭を下げ挨拶をする。
「は、はじめまして。私、きょ…エフラインの社長秘書をしています、新村静香と申します」
「…へえ、君が…」
物珍しそうに私を上から下からじろじろ見る男。この人が梗月の兄の涼月だろう。
確かに、どこからどう見ても梗月にそっくりだ。声まで似ている。
静香も涼月の顔をまじまじと見てしまっていた。
「し、静香くん?」
後ろから不安そうな声で呼ばれるから思わず振り向いてしまった。
そこにはほぼ裸の梗月。
「きょ、梗月さんっ!だから服着てください!」
目を瞑って向き直ると、今度は前からクククっと笑い声。
「あ~、朝から騒がしい。でも、面白いものが見れた。僕は涼月、よろしく」
弓のように口をニヤリとさせ、きれいな顔で静香を見る涼月にドキッとする。
「僕もシャワー浴びてこよー。きょう、いつまでもそんなカッコしてたら犯罪者扱いされるぞ。」
「あ、ああ」
静香を横目で見ながら横を通り過ぎ、梗月と並んでリビングを出ていく涼月。
後ろ姿もそっくりで、静香はため息をついた。
ホントそっくり…。でも、兄弟喧嘩してるらしかったけど、今の感じだとそんな風には見えなかったな?
振り返ると、腰にタオルを巻いただけのほぼ裸の梗月が立っていて、「あ…」と声を出す。
「きゃあ~~~っ梗月さん!!なんて格好してるんですか!?服着てください!服っ!」
慌ててしゃがみこみ後ろを向いて目を瞑る。
「あ、ごめん、静香くん」
「なに~?、朝からうるさいなあ」
同じ声が前から後ろから聞こえてくる。
恐る恐るソファーの方を見ると梗月がソファーから眠そうな顔を出している。
いや、梗月ではない。梗月は後ろで裸で立っている。
「君、誰?」
見据えられてドキッとした。
慌てて立って頭を下げ挨拶をする。
「は、はじめまして。私、きょ…エフラインの社長秘書をしています、新村静香と申します」
「…へえ、君が…」
物珍しそうに私を上から下からじろじろ見る男。この人が梗月の兄の涼月だろう。
確かに、どこからどう見ても梗月にそっくりだ。声まで似ている。
静香も涼月の顔をまじまじと見てしまっていた。
「し、静香くん?」
後ろから不安そうな声で呼ばれるから思わず振り向いてしまった。
そこにはほぼ裸の梗月。
「きょ、梗月さんっ!だから服着てください!」
目を瞑って向き直ると、今度は前からクククっと笑い声。
「あ~、朝から騒がしい。でも、面白いものが見れた。僕は涼月、よろしく」
弓のように口をニヤリとさせ、きれいな顔で静香を見る涼月にドキッとする。
「僕もシャワー浴びてこよー。きょう、いつまでもそんなカッコしてたら犯罪者扱いされるぞ。」
「あ、ああ」
静香を横目で見ながら横を通り過ぎ、梗月と並んでリビングを出ていく涼月。
後ろ姿もそっくりで、静香はため息をついた。
ホントそっくり…。でも、兄弟喧嘩してるらしかったけど、今の感じだとそんな風には見えなかったな?