W Love ダブルラブ~イケメン双子に翻弄されて~
「そんな、私今は涼月さんに会いたくありません…」
斜め下を向き涼月にキスされたことを思い出す。
「ん?涼と何かあった?」
一歩前に来て静香の顔を無理やり向かし見つめる心配そうな目。
「…き…す、されて…今は顔を合わすのが恥ずかしい…」
目だけ逸らして思わず言うと、添えられていた手がぐっと力が入るのが分かった。
その瞬間目の前に梗月の顔が、と思った時はキスされていて固まっていると、一度離した。
「こんな風に?」
「…」
何をしているのかわからなくて何も言えず、梗月の目を見ると明らかに怒っているようで、訳が解らずパニックになっていた。
「それともこう?」
そんな静香にに構わず抱き寄せ、また唇を合わせてきて息ができずに口を開くとそこから舌が入ってきて濃厚なキスに変わった。
息も絶え絶えに立っていられなくてしがみ付くと、はっとしたように梗月が離れ、静香はよろけた。
それをすかさずまた梗月が支え、転ばずに済んだけど、頭の中はなぜ?が駆け巡っていた。
「ごめん…」
「な、なんで…キスしたんですか」
意を決して梗月の顔を見ると困ったような顔をして目を逸らされた。
「ごめん、何でもない。君は涼と結婚するのにこんなことしてはいけないよな…」
「わ、私は…!」
梗月さんの事が!と言いたいのを人差し指に阻止され、ゆっくりと静香から離れるとこう言った。
「家まで送るよ。しばらく僕たちは仕事以外では距離を置こう。朝来なくてもいいから。…ごめん」
泣きそうになりながら梗月を見つめるけど、自分の事を見てくれず、促されるまま帰ることになった。
車の中でも終始無言で、何も言わない梗月の顔を盗み見ながら、先ほどのキスを思い出し、唇に触れた。
梗月は覚えてないかもしれないけどキスされたのはこれで2度目。
なぜ、キスしたのか。聞きたいけど梗月は答えてくれないだろう。
このまま私を拒否し続け、私は涼月さんの元に行かされるのかもしれない。
胸の中がぐちゃぐちゃで涙が零れ、眠れない夜をまた過ごす。
斜め下を向き涼月にキスされたことを思い出す。
「ん?涼と何かあった?」
一歩前に来て静香の顔を無理やり向かし見つめる心配そうな目。
「…き…す、されて…今は顔を合わすのが恥ずかしい…」
目だけ逸らして思わず言うと、添えられていた手がぐっと力が入るのが分かった。
その瞬間目の前に梗月の顔が、と思った時はキスされていて固まっていると、一度離した。
「こんな風に?」
「…」
何をしているのかわからなくて何も言えず、梗月の目を見ると明らかに怒っているようで、訳が解らずパニックになっていた。
「それともこう?」
そんな静香にに構わず抱き寄せ、また唇を合わせてきて息ができずに口を開くとそこから舌が入ってきて濃厚なキスに変わった。
息も絶え絶えに立っていられなくてしがみ付くと、はっとしたように梗月が離れ、静香はよろけた。
それをすかさずまた梗月が支え、転ばずに済んだけど、頭の中はなぜ?が駆け巡っていた。
「ごめん…」
「な、なんで…キスしたんですか」
意を決して梗月の顔を見ると困ったような顔をして目を逸らされた。
「ごめん、何でもない。君は涼と結婚するのにこんなことしてはいけないよな…」
「わ、私は…!」
梗月さんの事が!と言いたいのを人差し指に阻止され、ゆっくりと静香から離れるとこう言った。
「家まで送るよ。しばらく僕たちは仕事以外では距離を置こう。朝来なくてもいいから。…ごめん」
泣きそうになりながら梗月を見つめるけど、自分の事を見てくれず、促されるまま帰ることになった。
車の中でも終始無言で、何も言わない梗月の顔を盗み見ながら、先ほどのキスを思い出し、唇に触れた。
梗月は覚えてないかもしれないけどキスされたのはこれで2度目。
なぜ、キスしたのか。聞きたいけど梗月は答えてくれないだろう。
このまま私を拒否し続け、私は涼月さんの元に行かされるのかもしれない。
胸の中がぐちゃぐちゃで涙が零れ、眠れない夜をまた過ごす。