W Love ダブルラブ~イケメン双子に翻弄されて~
・・・
「静香、本当に涼に抱かれたの?」
「え、なんでそんなこと聞くんですか…」
腕枕をしてもらい余韻に浸りながら天窓の星を眺めていると突然聞かれて、哀しくなってきた。
やっぱり梗月は涼月に抱かれたことを許してないんだと思った。
また昨日の怖い場面を思い出して目に涙がたまる。
「あ、いや、責めてるわけじゃないんだ。なんだかそんな風に感じなかったから…。もしかして、初めて、だったとか?」
この歳まで経験が無かったのがばれて、恥ずかしくて顔が熱い。
困り顔の梗月の胸にもぐり、くぐもった声で説明した。
「は、初めてです、たぶん、昨日が…。襲われるように抱かれて、胸をかまれたときに痛みで気を失ったみたいで、その後は覚えてないんですけど…朝起きると裸だったし、涼月さんに聞いたら愛し合ったって言うから…」
「な…、気を失ってるのに最後までしたのか?あいつ、鬼畜だな。今度会ったらぶん殴ってやる」
いつもは言わない乱暴な言葉で怒ってる梗月に慌てた。
顔を出して何とか宥めた。
「い、いいんです!そんなこと言わないでください。私は涼月さんを傷つけたんです。プロポーズを受けたのにやっぱり梗月さんとは違う、梗月さんが好きって言ったから」
「静香…いいのか?」
顔を覗き込み、頬を撫でてくれる手に手を添えた。
「いいんです。私はこうやって今梗月さんの腕の中にいる。だからもう涼月さんの事は忘れます」
「ごめん…」
「なんで、梗月さんが謝るんですか?私は今幸せです。梗月さんの傍に居る限り…」
「静香、愛してる。このこみ上げる感情を僕は今まで知らなかった。それを教えてくれたのは静香だ。何度でも言うよ…、愛してる、静香。君を愛し、守ることが僕の幸せだ」
「梗月さん…」
身体を起こし見下ろしてくる梗月の頬に触れようっと手を伸ばすと、その手を掴まれ掌にキスをされ、見つめ合い近づく吐息に目を閉じた。
愛情のこもったキスと熱い腕にきつく抱き締められ、冷めた身体がまた疼きだす。
何もかもを忘れ梗月の熱に溺れ、夜が明けるまで無我夢中で何度も愛し合った。
「静香、本当に涼に抱かれたの?」
「え、なんでそんなこと聞くんですか…」
腕枕をしてもらい余韻に浸りながら天窓の星を眺めていると突然聞かれて、哀しくなってきた。
やっぱり梗月は涼月に抱かれたことを許してないんだと思った。
また昨日の怖い場面を思い出して目に涙がたまる。
「あ、いや、責めてるわけじゃないんだ。なんだかそんな風に感じなかったから…。もしかして、初めて、だったとか?」
この歳まで経験が無かったのがばれて、恥ずかしくて顔が熱い。
困り顔の梗月の胸にもぐり、くぐもった声で説明した。
「は、初めてです、たぶん、昨日が…。襲われるように抱かれて、胸をかまれたときに痛みで気を失ったみたいで、その後は覚えてないんですけど…朝起きると裸だったし、涼月さんに聞いたら愛し合ったって言うから…」
「な…、気を失ってるのに最後までしたのか?あいつ、鬼畜だな。今度会ったらぶん殴ってやる」
いつもは言わない乱暴な言葉で怒ってる梗月に慌てた。
顔を出して何とか宥めた。
「い、いいんです!そんなこと言わないでください。私は涼月さんを傷つけたんです。プロポーズを受けたのにやっぱり梗月さんとは違う、梗月さんが好きって言ったから」
「静香…いいのか?」
顔を覗き込み、頬を撫でてくれる手に手を添えた。
「いいんです。私はこうやって今梗月さんの腕の中にいる。だからもう涼月さんの事は忘れます」
「ごめん…」
「なんで、梗月さんが謝るんですか?私は今幸せです。梗月さんの傍に居る限り…」
「静香、愛してる。このこみ上げる感情を僕は今まで知らなかった。それを教えてくれたのは静香だ。何度でも言うよ…、愛してる、静香。君を愛し、守ることが僕の幸せだ」
「梗月さん…」
身体を起こし見下ろしてくる梗月の頬に触れようっと手を伸ばすと、その手を掴まれ掌にキスをされ、見つめ合い近づく吐息に目を閉じた。
愛情のこもったキスと熱い腕にきつく抱き締められ、冷めた身体がまた疼きだす。
何もかもを忘れ梗月の熱に溺れ、夜が明けるまで無我夢中で何度も愛し合った。