腐女子会を創設します!
私が漫画に釘付けになっている間、2人はお茶を飲みながら話をしていた。
「私、ほんとに好きだな〜」
「私はこの人がいい!かっこいいし、可愛いし〜」
と楽しそうに話している2人。
側から見たら好きなアイドルか何かの話をしている普通のJKだ。
まさか誰もBLについて下ネタ満載の話をしているなんて思わないだろう。
「よしっ」
やっと漫画を読み終わった私はそんな2人の会話を遮り
「よし!腐女子会を立ち上げよう!」
ガタンッ!という音を立てながら勢いよくイスから立ち上がった。
その勢いで机も揺れ、カップに入っていた私のミルクティーも2人のコーヒーも地震が来た時のように波を立てている。