腐女子会を創設します!
「ののか!」
「せっかくだから、ね?」
「ね?」
私とののかで花音のことを目をパチパチさせながら真っ直ぐに見つめる。
「う...わ、わかったわよ」
そんな私たちに諦めたように花音はそう言って頭を抱えた。
しかし、そんなことは関係ない!
「よし!この瞬間から私たちは腐女子会のメンバーだ!」
もう一度勢いよく立ち上がる。
今度はカップの中身が溢れるほど机が揺れた。
「もう、ほんとに大人しくして!」
私と花音の声がお店に響いた。
そんな私たちをお店にいたお客さんや店員さんが不思議そうに見ていた。