腐女子会を創設します!
なんて語り合っていると
「私さ、腐女子になってみたいんだけど...」
と同じクラスの西城結衣が私たちに話しかけてきた。
なりたい?
一瞬その意味が理解できなかった。
だって私は腐女子になりたいって思ってなったわけではなく自然と沼にはまっていったからだ。
2人も不思議そうな顔をしている。
「あ、腐女子になりたいっていうのはさ、3人がすっごく楽しそうに話してて内容も面白そうだったから......」
私たちの反応に少し動揺してしまったのか
「ご、ごめん」
と結衣は申し訳なさそうに言った。
「いや、謝らなくて大丈夫だよ。ただちょっとビックリしちゃったから」
少し悲しそうな顔をしている結衣に私がそう言うと、結衣は不思議そうな顔をした。