腐女子会を創設します!


「じゃあこれってさ、腐女子会に会員が増えるってことでいいんだよね?」


「腐女子会?」


「ちょ、真琴恥ずかしいからやめてよ。それに結衣が腐女子になるかなんてまだわからな...」


「いや、なるよ。結衣は腐女子の素質がある!」


花音の言葉を遮って私は勢いよく言った。


「何よそれ」


「まぁまぁ、いいからいいから」


「嬉しいな〜」


ののかはそう言って漫画を抱きしめた。


「ののかまで...」


「というわけで!腐女子会へようこそ、結衣!あなたは今日から会員だよ!」


と私は不満げな顔をしている花音を無視して結衣に手を差し出す。


「う、うん!」


結衣はそんな私の手を握る。


「よっしゃあ!会員が4人に増えたぞ!」


私はそう大きな声で言って自分の手と結衣の手をを勢いよく挙げた。


そんな私たちをクラスの子達が不思議そうに見ていた。

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