大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
仕事が終わり、千草の無言のプレッシャーに、重い足を引きずって駅前の歯医者に向かう。
トンカツ屋の階段を上がって二階。
「こんにちはー」
受付嬢の歯は眩しいくらいに真っ白で、さすがひかる歯科。
……とかいっている場合じゃない。
「その。
今日、昼間、電話して。
えっと、初診、で」
「こちらにお名前と、保険証は今日、お持ちですか?」
「あ、はい」
ごそごそとバッグの中から財布を探しだし、保険証を出す。
挙動不審な私の行動にも動じない受付嬢、さすがプロだ。
「ありがとうございます。
では、こちらにご記入お願いできますか」
「あ、はい」
バインダーに挟まれた問診票とボールペンを受け取り、近くのソファーに座る。
トンカツ屋の階段を上がって二階。
「こんにちはー」
受付嬢の歯は眩しいくらいに真っ白で、さすがひかる歯科。
……とかいっている場合じゃない。
「その。
今日、昼間、電話して。
えっと、初診、で」
「こちらにお名前と、保険証は今日、お持ちですか?」
「あ、はい」
ごそごそとバッグの中から財布を探しだし、保険証を出す。
挙動不審な私の行動にも動じない受付嬢、さすがプロだ。
「ありがとうございます。
では、こちらにご記入お願いできますか」
「あ、はい」
バインダーに挟まれた問診票とボールペンを受け取り、近くのソファーに座る。