彼氏ってなんですか?
だから、何としてでも
この傘を貸していただきたい…!)
冷静になればなるほど
ますます、焦ってくる。
[あのー!聞いてますか!
てか、きこえてますか?
聞こえてますよね...⁇]
目の前の彼は、
大きな声で、私に問いただしてくる。
[はい!はい!聞こえてます!!
付き合って下さい、ですよね?
はいはい、付き合いますよ。
付き合いましょうよ!どこへですか?
コンビニですか?駅ですか?トイレですか?]
私も負けじと大きな声で
返事をした。