【企】蜜みつtime
「茉弥、大丈夫か?」
いつもの優しい笑顔の和樹に、さっきまでの不安と恐怖が一気にとけて…
「和樹ぃ…っ、ぅぅ…怖かった…」
涙が溢れてきた。
「怖かったよな?ごめん、もう大丈夫だから…」
抱きしめ慰めてくれる和樹に強く抱きついた。
「茉弥…」
友達の呼ぶ声に、ふと、我にかえった。
あ…どうしよう…
バレちゃったんだ…!
隠す必要はなかったけど…
今までずっと、騙してきたことになるもんね…
完全に頭がパニック状態になっている私の代わりに、和樹がみんなに話してくれた。
「ごめんね?今まで…隠してて…」
顔を見合わせる友達。
どうしよう…
みんな離れていっちゃう…?
軽蔑されちゃう…?