続・俺が幸せにしてやるよ
いつもは車を使うけど、今日は電車。
せっかくだし、二人で出かけたいもんね。
まぁ、後ろから護衛の人達は着いてきてるんだけど、ある程度離れてるから2人も同然。
電車に揺られ、30分。
「わぁぁ!」
象の門がある!
「悠斗くん、早く行こ!」
ずっと繋いでた手はいつも悠斗くんが引いてくれてるけど、今は私がグイグイ先に行こうと急かす。
「急がなくても動物達は待ってくれてるぞ」
「そういうのは気分なの!」
悠斗くんは呆れた表情をしてチケットを買う。
チケットを係の人に渡して中に入る。
「どこから行く?」
パンフレットを悠斗くんが取ってくれてたみたい。