続・俺が幸せにしてやるよ
誰もいない。
でもこの誰もいない雰囲気が心地よくて、私は好きだな。
「誕生日おめでとう」
「ふふ。それ聞いたよ?さっき」
変な悠斗くん。
「目つぶれ」
「目?」
「いいから」
「え。う、うん」
戸惑いながらも目をつぶる。
なんだろう。
すると急に悠斗くんの気配が目の前にする。
え、ちょっと近くない?
き、緊張する⋯。
そして、首にひんやりとしたものが、当たった時。
「目開けろ」
命令口調なのが気になったけどいつもの事だし気にせず目を開けてひんやりしたものの正体を見る。
「あ、これ⋯⋯」
「ネックレス」