続・俺が幸せにしてやるよ
カバンを持って廊下に出ると案の定悠斗くんは廊下を歩いていた。
「悠斗くん!」
「陽葵。また来るの早かったな」
「だって、悠斗くんが廊下通る時絶対ザワザワするんだもん」
あんまり他の学年の教室にはいたくないんだろうなとおもった私はこれからは時間をかけないようにしようと思ったんだ。
「じゃあ、帰るか」
「うん!」
でも、未だに周囲の目には慣れない。
羨望だったり、憧れだったり、尊敬だったりそういう目も含まれてるからそういう目はまだいい。
けど、嫉妬とか妬みとかそういう目も含まれてるからなんとも居心地が悪い。
でも、悠斗くんと付き合うってことはこういうことだって理解はしてたし、誰も悪いわけじゃないからなぁ。