続・俺が幸せにしてやるよ
「あれ?皆川さん?」
「あ、黒木くん」
帰ったんじゃなかったのかな?
「あぁ、忘れ物しちゃって」
苦笑いしている黒木くん。
なるほどね。
「誰」
ゆ、悠斗くんっ!はてなマークをつけよう!
これは学校モード発動中だね。ここ、学校だからね。
「クラスメイトの黒木くんだよ」
「ふぅん。随分仲良さそうだけど」
⋯⋯やばい。これは怒ってる⋯⋯?
「クラスメイトってだけだよ!⋯⋯じゃあ、黒木くん、バイバイ」
はやく引き離した方がいい。
悠斗くんの腕を引いて靴箱に向かう。
靴を履き替えたあと道路に並んで歩いているけど会話は一切無し。