続・俺が幸せにしてやるよ

あなたさっき私たちの教室にいましたよね？



いくらなんでも早過ぎない？くつろぐの。



「あぁ、皆川と黒木か。これお願いな、2人ならいけるだろ」



多い！



これ、二人でやっても最終下校時刻に間に合うかな⋯⋯。



先生と別れて教室に向かう。



「これ、終わる⋯⋯？」



「2人で頑張れば終わるよきっと」



健気だね、黒木くんは。



私の心の中は絶望です。



そうなったら悠斗くんに頼めばよかったー！



って言っても今受験勉強で忙しいよね、きっと。



だめだ。迷惑なんてかけること出来ない。



早く終わらせよう。



最近、登下校でしか2人で話せない悠斗くんとの時間を今日無くしちゃったんだから。