続・俺が幸せにしてやるよ



なんか、怖い⋯⋯。



「⋯⋯黒木くんっ!」



なんとか、足に力を入れて黒木くんから離れる。




「ごめん。こんなことして」



「どうして?」



「気づいてたと思うけど俺皆川さんのこと好きなんだ」



「え?」



黒木くんが、私を?



⋯⋯明里が言ってたこと本当だった?




「⋯⋯」



「うん。強引にするのは良くないなと思って、今我に返ったよ」



申し訳なさそうにする黒木くん。




「ごめんね」



そう言って、作業を再開する。



目の前の黒木くんは、何事も無かったかのようにテキパキしてるけど⋯⋯



私、そんなに器用じゃない。



< 44 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop