続・俺が幸せにしてやるよ
次の日
「あれ?悠斗くんは?」
いつも一緒に行ってるからその時に話そうと思ってたけど、今玄関にはいない。
朝ごはんも結局部屋で食べたみたいだし⋯⋯。
「兄貴なら先行った」
「⋯⋯そっか」
「驚かないんだな」
「心当たりありすぎるもん」
そっか。
やっぱり、私迷惑だったかな⋯⋯。
「一緒に行く?」
いつも、私たちに気を使って友達と学校に行き始めた陸斗くん。
また私たちの都合でウロウロさせちゃダメだ。
「ううん。大丈夫!ありがと、陸斗くん!いってくるね!」
陸斗くんの返事も待たないまま家を飛び出した。