最上階ロマンス
「はい、土産!」
琢磨は、瑠樺に実咲が選んだケーキの袋を差し出した…
「あ! キルフェボンのケーキ! さすが! あたしの好み、分かってる~!!
あとで、食べようね!」
実咲の瞳は、キッチンで料理をしているらしい2人の男女に向けられた…。。その視線に気がついた瑠樺が…
「あ! 今日はね、成宮くんと瑞希ちゃんが作ってくれてるの! カレパにしようかなって…」
「そぅ…なんだ。」
《そっか…、軽い同窓会なのね?
あたし、ここにいていいのかな?》
キッチンの奥にいる2人が、実咲の視線に気がついた…。。悠が隣の女性に何か囁いている…
「久しぶりだね。松永さん」
と、悠はすぐに実咲のことに気がついたようだ…。。変わらない笑顔に、実咲も笑いかける…
「成宮くん、久しぶり…」
《変わらない笑顔…。。な、上に…相変わらず…のイケメンだゎ…。。
綺麗な顔立ちは、7年? 8年経っても…変わらないなぁ…。
女の私から見ても…、惚れ惚れする…
て、あの人は、誰…?
大学生時代の同級生かな? 誰だろぅ~?
綺麗な人。。》
悠は、笑顔を浮かべる実咲に…
「でも、漆原と松永さんって、そんなに仲良かったっけ? 試合は、見に来てくれてたけど…話しも、してるとこ、あんまり見たことなかったと思うけど。
それに…、眼鏡、止めたの? なんか、雰囲気も変わって…大人っぼくなったね」
その、笑顔を浮かべながら言った悠の言葉に、実咲はドキっとした…
「あ! うん!…コンタクト!」
《ヤダっ!
この、笑顔に弱い…!
でも、成宮くん、あたしのこと、覚えていたんだ。
て。。あれ、成宮くん、私がバスケの試合を見に行っていたの…、なんで…知ってるの?》
一瞬のことで。動揺を隠しきれず…苦し紛れの言い訳をしたかのような実咲…
「…そうなんだ。
よく再会して数ヶ月で結婚したよね? アイツ、あんななのに…。一緒にいて大丈夫なの?
結婚願望とか…、まるでなかったと思うし。人に合わせられるようなヤツじゃないと思うんだけど。」
と、悠は、キッチンにいる瑞希と話している琢磨に視線を向ける…
その、表情…今まで見た…琢磨の表情と、何処か違う…
「だ…、大丈夫だよ…。割と手伝ってくれるから」
《う~!
この人、こんなに感が鋭い人だったの?
だから、漆原くん、来る前に『覚えて!』って、言ってたんだ。。
それに…。。漆原くん、あんな…柔らかそうな表情…
する人だった…?》
微かな違和感を感じた…
が。。
目の前の悠を見上げると…、記憶の中のままの表情を見せる…
「あ、俺…彼女と結婚するんだ。て、聞いてるかな?」
「……」
《結婚式の招待状の相手…、彼女なんだ
綺麗な人…》
実咲は、悠に精一杯の笑顔を向ける…
「うん、おめでとう…! 綺麗な人ね…」
が。。
その後の悠の言葉に…、その笑顔もぶっ壊れた…
「良かった。アイツ、招待状の返事、寄越さないし…。【奥さんも】って、書いたから…。気分屋だから、【行かない!】って、言うかと思ったよ…
今日、一緒に来てくれたってことは、式にも来てくれるからだよね? 松永さん…。
あ、結婚してるなら…姓違うか…」
と、変わらない笑顔のまま…、そぅ言った。。
その笑顔が…、悪魔の笑顔のように見えた。。
その、言葉に…実咲の笑顔が凍りついた…
「……っ!」
《結婚式! 夫婦同伴…っ!
な・な・なんですと~~…っ!
聞いてないわよ! そんなこと~!!》
琢磨は、瑠樺に実咲が選んだケーキの袋を差し出した…
「あ! キルフェボンのケーキ! さすが! あたしの好み、分かってる~!!
あとで、食べようね!」
実咲の瞳は、キッチンで料理をしているらしい2人の男女に向けられた…。。その視線に気がついた瑠樺が…
「あ! 今日はね、成宮くんと瑞希ちゃんが作ってくれてるの! カレパにしようかなって…」
「そぅ…なんだ。」
《そっか…、軽い同窓会なのね?
あたし、ここにいていいのかな?》
キッチンの奥にいる2人が、実咲の視線に気がついた…。。悠が隣の女性に何か囁いている…
「久しぶりだね。松永さん」
と、悠はすぐに実咲のことに気がついたようだ…。。変わらない笑顔に、実咲も笑いかける…
「成宮くん、久しぶり…」
《変わらない笑顔…。。な、上に…相変わらず…のイケメンだゎ…。。
綺麗な顔立ちは、7年? 8年経っても…変わらないなぁ…。
女の私から見ても…、惚れ惚れする…
て、あの人は、誰…?
大学生時代の同級生かな? 誰だろぅ~?
綺麗な人。。》
悠は、笑顔を浮かべる実咲に…
「でも、漆原と松永さんって、そんなに仲良かったっけ? 試合は、見に来てくれてたけど…話しも、してるとこ、あんまり見たことなかったと思うけど。
それに…、眼鏡、止めたの? なんか、雰囲気も変わって…大人っぼくなったね」
その、笑顔を浮かべながら言った悠の言葉に、実咲はドキっとした…
「あ! うん!…コンタクト!」
《ヤダっ!
この、笑顔に弱い…!
でも、成宮くん、あたしのこと、覚えていたんだ。
て。。あれ、成宮くん、私がバスケの試合を見に行っていたの…、なんで…知ってるの?》
一瞬のことで。動揺を隠しきれず…苦し紛れの言い訳をしたかのような実咲…
「…そうなんだ。
よく再会して数ヶ月で結婚したよね? アイツ、あんななのに…。一緒にいて大丈夫なの?
結婚願望とか…、まるでなかったと思うし。人に合わせられるようなヤツじゃないと思うんだけど。」
と、悠は、キッチンにいる瑞希と話している琢磨に視線を向ける…
その、表情…今まで見た…琢磨の表情と、何処か違う…
「だ…、大丈夫だよ…。割と手伝ってくれるから」
《う~!
この人、こんなに感が鋭い人だったの?
だから、漆原くん、来る前に『覚えて!』って、言ってたんだ。。
それに…。。漆原くん、あんな…柔らかそうな表情…
する人だった…?》
微かな違和感を感じた…
が。。
目の前の悠を見上げると…、記憶の中のままの表情を見せる…
「あ、俺…彼女と結婚するんだ。て、聞いてるかな?」
「……」
《結婚式の招待状の相手…、彼女なんだ
綺麗な人…》
実咲は、悠に精一杯の笑顔を向ける…
「うん、おめでとう…! 綺麗な人ね…」
が。。
その後の悠の言葉に…、その笑顔もぶっ壊れた…
「良かった。アイツ、招待状の返事、寄越さないし…。【奥さんも】って、書いたから…。気分屋だから、【行かない!】って、言うかと思ったよ…
今日、一緒に来てくれたってことは、式にも来てくれるからだよね? 松永さん…。
あ、結婚してるなら…姓違うか…」
と、変わらない笑顔のまま…、そぅ言った。。
その笑顔が…、悪魔の笑顔のように見えた。。
その、言葉に…実咲の笑顔が凍りついた…
「……っ!」
《結婚式! 夫婦同伴…っ!
な・な・なんですと~~…っ!
聞いてないわよ! そんなこと~!!》