最上階ロマンス
「ふぅん。。随分、今までの女と違うわね?
なんというか…、普通? 素朴…?な、感じ…
まぁ…、遊ぶ…くらいなら、いいんじゃない?」
と、実咲に対しての第一印象を述べた…。。
琢磨は、すぐさま、その女性から視線をそらし…
「響子、俺、こいつと結婚することにしたから…。
もぅ、来ないでくれる?
【兄貴の嫁】として、来るのなら別だけど。。」
その、琢磨の言葉に…実咲は面食らった…
「……」
《て、この人と関係してたのかぃ…?
…て~! 【普通】【素朴】って、どういう意味よっ!》
「…【結婚】? あなたがっ?」
その、【響子】と呼ばれた…女性は、実咲同様、琢磨の言葉に面食らっているようだった…
一瞬にして、実咲を見つめる瞳が変わった…。。敵意をむき出しにしたような…その瞳…
が。。琢磨の真摯な眼差しに、否が応でも徐々に納得しざるを得なかった…
すぐさま、琢磨から身体を離し…
「そぅ。分かったゎ…
なら、お義母様とお義父様には?」
「それはまだ…そのうちに。。」
そぅ、その女性に不敵な笑みを浮かべる…
「まぁ…、挨拶くらいは済ませた方がいいんじゃない?
あの…、お義父様が、認めるかどうか…は、分からないけど。。」
と、それまでとは違う対応をしてみせる…
響子は、踵を返し…。。部屋を出ていこうとする…
「お嬢さん、その男…あなたの手を負えるかしらね?」
そぅ、ニッコリと実咲に笑いかけ…、捨て台詞を吐いて…、出ていった…
その背中を2人で見送りながら…
「実咲、…ということだ。」
「なにが…?」
《て、ギリのお姉さんとも関係してたんかぃっ?》
琢磨は、実咲の方に視線を向け…
「ウチの親にもバレるの、時間の問題だな~…」
と、舌打ちを打ちながら…言った琢磨に…
「嫁役の演技ね。大丈夫なのかな?
漆原くんのご両親って、何をしているの?」
《気が重いなあ…っ。
でも、ソレが条件…だもんな。
しかし、実の両親まで騙そうとする…なんて、どんだけ鬼畜なの?
でも…、これも…【契約】の内…
大丈夫か…?…不安だけど。。》
「ウチ? 裁判官…。。まぁ、あと数年で退官するけどな…。
母親は、専業主婦だけど…」
「へぇ…、【裁判官】。。
て、そんな人を騙そうと…?」
実咲の反応に、吹き出しながら…
「大丈夫だよ、あの人、俺に何も期待してねーから…。関心もなぁんにもないし!
兄貴と同じように裁判官にさせたかったようだけど…反抗したからね? 俺…」
その琢磨の言葉に、頬を引き攣らせながら…
「あぁ、そぅ…」
《て、お兄さんも、裁判官なのね?》
なに? なんなの?
この笑顔は…? 絶対! 面白がってるゎ…っ!
この人~っ!》
そこに…、部屋のデスクに置いてあったスマホが着信を告げた…
琢磨は、腰を上げ…その着信に出…
「はい。あ、葉山さん…お久しぶりです」
と、電話の先の人物と話をし始めた…。。その相手は、誰なのか?…実咲は気になった…
その会話の途中、実咲の方を一瞬視線を向けた琢磨…。。その瞳に実咲は、不本意ながらもドキっとした…
「あ、はい。じゃ、今夜…是非、伺わせて頂きます」
そぅ、その通話を切った琢磨…。。実咲に微かな笑顔を浮かべ…
「…と、言うことだ」
「っな、何がでしょう!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
その日の夜。。
実咲は、琢磨に連れられ…とあるパーティに来ていた…
同じ事務所だった先輩弁護士が新しい事務所を構えた…とのことで、ホテルでの開設記念パーティとのことだ。。
なんというか…、普通? 素朴…?な、感じ…
まぁ…、遊ぶ…くらいなら、いいんじゃない?」
と、実咲に対しての第一印象を述べた…。。
琢磨は、すぐさま、その女性から視線をそらし…
「響子、俺、こいつと結婚することにしたから…。
もぅ、来ないでくれる?
【兄貴の嫁】として、来るのなら別だけど。。」
その、琢磨の言葉に…実咲は面食らった…
「……」
《て、この人と関係してたのかぃ…?
…て~! 【普通】【素朴】って、どういう意味よっ!》
「…【結婚】? あなたがっ?」
その、【響子】と呼ばれた…女性は、実咲同様、琢磨の言葉に面食らっているようだった…
一瞬にして、実咲を見つめる瞳が変わった…。。敵意をむき出しにしたような…その瞳…
が。。琢磨の真摯な眼差しに、否が応でも徐々に納得しざるを得なかった…
すぐさま、琢磨から身体を離し…
「そぅ。分かったゎ…
なら、お義母様とお義父様には?」
「それはまだ…そのうちに。。」
そぅ、その女性に不敵な笑みを浮かべる…
「まぁ…、挨拶くらいは済ませた方がいいんじゃない?
あの…、お義父様が、認めるかどうか…は、分からないけど。。」
と、それまでとは違う対応をしてみせる…
響子は、踵を返し…。。部屋を出ていこうとする…
「お嬢さん、その男…あなたの手を負えるかしらね?」
そぅ、ニッコリと実咲に笑いかけ…、捨て台詞を吐いて…、出ていった…
その背中を2人で見送りながら…
「実咲、…ということだ。」
「なにが…?」
《て、ギリのお姉さんとも関係してたんかぃっ?》
琢磨は、実咲の方に視線を向け…
「ウチの親にもバレるの、時間の問題だな~…」
と、舌打ちを打ちながら…言った琢磨に…
「嫁役の演技ね。大丈夫なのかな?
漆原くんのご両親って、何をしているの?」
《気が重いなあ…っ。
でも、ソレが条件…だもんな。
しかし、実の両親まで騙そうとする…なんて、どんだけ鬼畜なの?
でも…、これも…【契約】の内…
大丈夫か…?…不安だけど。。》
「ウチ? 裁判官…。。まぁ、あと数年で退官するけどな…。
母親は、専業主婦だけど…」
「へぇ…、【裁判官】。。
て、そんな人を騙そうと…?」
実咲の反応に、吹き出しながら…
「大丈夫だよ、あの人、俺に何も期待してねーから…。関心もなぁんにもないし!
兄貴と同じように裁判官にさせたかったようだけど…反抗したからね? 俺…」
その琢磨の言葉に、頬を引き攣らせながら…
「あぁ、そぅ…」
《て、お兄さんも、裁判官なのね?》
なに? なんなの?
この笑顔は…? 絶対! 面白がってるゎ…っ!
この人~っ!》
そこに…、部屋のデスクに置いてあったスマホが着信を告げた…
琢磨は、腰を上げ…その着信に出…
「はい。あ、葉山さん…お久しぶりです」
と、電話の先の人物と話をし始めた…。。その相手は、誰なのか?…実咲は気になった…
その会話の途中、実咲の方を一瞬視線を向けた琢磨…。。その瞳に実咲は、不本意ながらもドキっとした…
「あ、はい。じゃ、今夜…是非、伺わせて頂きます」
そぅ、その通話を切った琢磨…。。実咲に微かな笑顔を浮かべ…
「…と、言うことだ」
「っな、何がでしょう!」
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その日の夜。。
実咲は、琢磨に連れられ…とあるパーティに来ていた…
同じ事務所だった先輩弁護士が新しい事務所を構えた…とのことで、ホテルでの開設記念パーティとのことだ。。