鬼遊び ーオニアソビー
恵美の場合
ひとーつ。船のり川越えて。
ふたーつ。針のむしろを登りましょ。
みーっつ。深紅の池、泳ぎ。
よーっつ。竹串、刺しましょう。
いつーつ。お手々を切り落とし。
むーっつ。あんよも、もぎましょか。
ななーつ。お目々をえぐり出し。
やーっつ。お口をつぐみましょ。
ここのつ。お腹を切り開き。
最後は閻魔のお出ましだ。
-------------------ーーーーーーーーーー
「ブス!キモいんだよ!近寄るな!」
「あんた、なんでここにいるの?ってゆーか、存在自体うざいんだよ!死ねば!?」
私はイジメられています。
だけど、両親にも言えません…。だって言えば心配させてしまうから。私がただ黙って我慢すれば、いつかはみんな飽きてこのイジメもなくなると思うから…。
「恵美。どうしたの?今日も学校でしょ?早く起きないと遅刻しちゃうわよ。」
「あぁ…。う、うん…。わかってる。今、起きるから…。」
ふたーつ。針のむしろを登りましょ。
みーっつ。深紅の池、泳ぎ。
よーっつ。竹串、刺しましょう。
いつーつ。お手々を切り落とし。
むーっつ。あんよも、もぎましょか。
ななーつ。お目々をえぐり出し。
やーっつ。お口をつぐみましょ。
ここのつ。お腹を切り開き。
最後は閻魔のお出ましだ。
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「ブス!キモいんだよ!近寄るな!」
「あんた、なんでここにいるの?ってゆーか、存在自体うざいんだよ!死ねば!?」
私はイジメられています。
だけど、両親にも言えません…。だって言えば心配させてしまうから。私がただ黙って我慢すれば、いつかはみんな飽きてこのイジメもなくなると思うから…。
「恵美。どうしたの?今日も学校でしょ?早く起きないと遅刻しちゃうわよ。」
「あぁ…。う、うん…。わかってる。今、起きるから…。」